RASWING(ラスウィング)について

ROAVAN(ローバン) RASWING(ラスウィング)公式ロゴ。国産素材と職人技を軸に、栃木レザーや倉敷デニムを使用したクラフトラインを象徴するロゴデザイン。日本製の本革と真鍮金具の融合を表現した、受注生産制レザーブランドのシンボル。


日本の素材を、日本の手で

RASWING(ラスウィング)は、日本の素材を日本で仕立てる少量生産の工房です。

作る基準はただひとつ――育てる楽しみがあること。

 

 

 

育てる楽しみを、あなたの手に。

革、デニム、真鍮。どれも時間と共に深まる素材だけを選びます。

日々の跡が少しずつ刻まれ、艶やかさや輪郭が深まり、

あなただけの唯一無二の表情へと育っていく。

その変化を“育てる楽しみ”として味わってほしい。

それがRASWINGのものづくりの考え方です。

 


RASWING(ラスウィング)は20年以上、鞄や革製品を作り続けてきました。

積み重ねた経験と技術を頼りに、一点ずつ確かめながら仕立てています。

部材は妥協せず、耐久性とエイジング性を備えた国産素材を選んでいます。


 

完全受注生産の理由

RASWINGの製品は完全受注生産。

理由はシンプル――届いた瞬間から、育てることを楽しんでほしいから。


仕上がったばかりの生成りヌメ革は、白や淡いピンクを含む薄茶の表情。

そこに汗や脂が移り、日差しや雨を受け、毎日の摩擦や小さな傷が重なり、

美しい飴色へと育っていきます。

その過程をお客様自身の手で“育てる”ことこそ、RASWINGの最大の魅力です。


注文が入った時から素材を作業台にのせ、

裁断→革漉き→縫製→仕上げの各工程を一つずつ確認し、丹精込めて制作します。

箱を開ける瞬間が、革と過ごす物語の出発点です。


 

素材へのこだわり

RASWINGの強さは素材にあります。何度も試作を重ね、時間をかけて選び抜いた素材は、どれも

“育てる楽しみ”を持ち、長く信頼して使えます。


栃木レザー(生成りヌメ革)
クロムなどの合成薬品に頼らず、フルベジタブルタンニン鞣しで仕上げた革。

環境にも人にも優しい革です。

仕上がり直後は白や淡いピンクを含む明るい色合い。

使い込むほど美しい飴色へと変わり、深い輝きをまといます。

丈夫で品質が安定しており、職人が誇りを持って仕上げた本物の革として、

世界的にも高い評価を受けています。


倉敷デニム(岡山県)
岡山県倉敷で織られる生機(きばた)デニム。

非常に古いシャトル織機で糸を一本一本ていねいに織り上げるため、

大量生産はできません。

その分だけ独特のムラと奥行きが生まれ、

使い込むうちにアタリ(色落ち・擦れ)が現れます。

革が飴色へ育つのと同じく、デニムも深い変化を見せ、互いに響き合うように育っていきます。


 

真鍮(国内生産金具)
日本国内で生産された真鍮製金具を採用。

堅牢で信頼性が高く、使い込むほどくすみや色の変化が現れ、

革やデニムに自然と馴染みます。

真鍮の真骨頂は「使い込んだ後」。

時間が加わった輝きは、他の金属では得られない味わいです。


設計と仕立て

前提は長く使えること。

型崩れを防ぎ、力(負荷)が一点に集中しないよう設計しています。

バランスや角度を何度も検証し、素材の力の流れを読んでパーツ形状を決めます。


 

縫製・仕立て
独自に調合した接着剤で革とデニムを貼り合わせ、

負荷のかかる部分には芯材や補強を加え、厚みを整えていきます。

縫製は革の厚みと糸番手に合わせ、要所は返し縫いで締結。

革の断面(コバ)は面取り→磨きまで行い、肌に触れても引っかかりを残しません。


 

一枚革で仕立てる
一枚の革が一つの物語をつくります。

複数の異なる革をつなぐのではなく、できる限り一枚革から仕立てます。

コストも手間も増えますが、統一感と強さのために必要だと考えています。


 

あなただけのRASWINGへ

箱を開けたとき、革は生まれたばかりの「素の状態」

ここから先は、お客様の時間が刻まれていきます。

その変化を「育てる楽しみ」に変えて、暮らしと共に歩む世界に一つだけのRASWINGへ。